順次、選択、そして繰り返し

プログラミングのことやITのこと、たまに演劇のことも書きます。

JavaDayTokyo2016に向けて予習

1.MVC1.0(JSR371)

JavaEE8.0の新機能。

JSFというJavaEE標準でWebアプリケーションフレームワーク
存在するが、コンポーネントベースのフレームワークである。

コンポーネントベース
→表示する画面とそれに対応する画面処理クラスがあるイメージ。
 (1つの画面に対して、その画面専用の処理クラスがある)
 リクエスト時はViewに直接アクセスする。
 Viewに直接アクセスするため、開発とデザインを分業できる。
 (JSPのように処理クラスを介さなくても、画面イメージを表示できる)

アクションベース
→全てのリクエストがアクションクラスを経由し、アクションクラス内で
 表示するViewを決定する。

JavaEE標準でアクションベースのフレームワークが求められている。
SpringMVCのような機能がJava標準の機能になるみたいな感じ。

【参考サイト】
Java EE 8先取り!MVC 1.0入門 [EDR2対応版] 2015-10-10更新
【JavaEE】今からでも間にあうJSF入門
JSR 371(MVC 1.0) Early Draft version 1.0 の日本語訳(前編) - Java EE 事始め!

2.Oracle Cloud Platform

Oracle Cloud Platformはオラクルが提供するPaaS。

クラウドサービスの種類について
IaaS
→ネットワーク・ハードウェア・OSとOSレイヤから
 下を提供する

PaaS
→ネットワーク・ハードウェア・OS・ミドルウェア
 ミドルウェア層までを提供する

SaaS
→ネットワーク・ハードウェア・OS・ミドルウェア・アプリケーション
 までを完全にサービス化しているもの

Oracle Cloud Platformは
Oracle Database Cloud Service」と「Oracle Java Cloud Service」の
サービスがあり前者がDB関係、後者がJavaEEアプリの開発/実行基盤関係

また、「Oracle Java Cloud Service」以外にもJavaSEやNode.jsに対応した
ものもある。

【参考サイト】
開発/検証環境にクラウドを活用する3つのポイントとは?:Oracle Cloud Platformを使うべき理由──他と何がどう違うのか (3/3) - @IT
IaaS PaaS SaaSの違い|クラウドエース(Cloud Ace)

3.JavaFX

リッチインターネットアプリケーションのGUIライブラリ。
AWTやSwingとは異なるもの。
JavaFX1ではJavaFXScriptという言語で開発する仕組みだったが、
JavaFX2からJavaAPIに置き換わった。

4.HTTP/2

GoogleがSPDYというプロトコルを作成していて、
その進化版がHTTP/2。

HTTP/1.1ではHTTPパイプラインという前回のリクエストを
待たずに次のリクエストを送信できる仕組みがあった。
しかし、サーバーはリクエストの順番にレスポンスを返すという
制限があるため、最初のほうのリクエスト処理が遅くなると
後続のリクエスト処理が遅くなるということがある。

HTTP/2では1つの接続にストリームの多重化を行うことで
HTTPパイプラインの問題を解消している。

JavaSE9でHTTP/2のサポートが実現される。

【参考サイト】
HTTP/2の特徴 HTTP/1.1との違いについて | REDBOX Labo